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時宗 (壱) (弐) (参) (四)/高橋克彦/講談社文庫 鎌倉時代…むかーしむかし授業で習った以外はなじみが薄くて、ほとんど何も知らない時代。 大河ドラマも見てなかったし、正直あまり興味がなかったので、友達から本が回ってこなかったら未だに読んでないと思われ(笑) でも。読んでなかったら…知らぬ間にえらい損をしてるとこでした…! たかだか活字の羅列にこれほど心が震える思いをさせられるとは……!! (しかも高橋氏の場合はこれで二度目。 というか、高橋作品は以前読んだ「火怨」と、この「時宗」だけ。 二作ともにやられました。) 日本という国にこれほどまで思いを注ぎ、民のために国土を守って戦い守り抜いた人々がいたのかと。なんにも、知りませんでした…。 喩えようもなく申し訳ない思いに。 最初、 「4巻もある〜!!」 とげんなりした(短編好き)のが嘘のように、怒涛のようにラストまで一気読み。 のめり込んで読みました。 で。以下ちょいとネタバレ(…歴史にネタバレもないか?)有ですが。 読み始めてアレっ?てなったのが、タイトルは「時宗」なのに、時宗父・時頼がメインに話が進んでいったこと。読み進めたら納得なんですけどね(笑) 時宗が生まれる前にもかなりの章が費やされます。 もちろん全て必要なエピソードで、時頼が亡くなってからも存在感が大きく、時宗たちを支える礎となっているのがひしひし伝わります。 時宗の異母兄・時輔もいい位置にいます! 北条一族の長である弟を支える兄。そういう存在になれたのも時頼のひとことが大きかった。 この兄弟の信頼関係は読んでてホッとします。 物語の大詰めは元寇。 歴史の教科書がいかに物事を簡略化して書いているかを実感。(いちいち補足してたら教科書めちゃ分厚くなるわな…) うう、痛ましい… そんな悲惨な戦闘、習わなかったぞ… 「神風」までに、あれほどの犠牲が払われていたとは。 思い出すと辛い… 重みのある内容なのに、ぐいぐい読まされ、世界に取り込まれます。 本当に読んでよかった。 いい話でした! |
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